東京五輪最終選考レースとなった本大会。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、エリートのみの開催となった。大会史上初めての形で迎えた当日は、朝から強い雨の降る悪天候。そんな状況の中、一山麻緒(ワコール)が女子単独マラソンのアジア記録(兼大会記録)となる2時間20分29秒という圧巻のタイムで優勝し、最後の東京五輪代表切符を掴み取った。次いで、2017年大会でも躍動した安藤友香(ワコール)が40km過ぎにピュアリティー・リオノリポ(ケニア)を振り切り2位でフィニッシュした。初マラソンとなった佐藤早也伽(積水化学)は最後まで先頭集団に食らいつき、5位入賞という見事なデビューを果たした。
この大会の結果 | 1位 | 一山麻緒 | ワコール | 2:20:29 |
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2位 | 安藤友香 | ワコール | 2:22:41 | |
3位 | ピュアリティー・リオノリポ | ケニア | 2:22:56 |
「名古屋ウィメンズマラソン」となって10回目となる記念大会は、前回同様にコロナ禍での開催となり、ウィメンズマラソンへリニューアル後、初めて国内選手のみでのレースとなった。強風が吹く中でスタートしたレースは、初出場の松田瑞生(ダイハツ)と前回大会で鮮烈デビューを飾った佐藤早也伽(積水化学)が序盤から飛び出した。その後も2選手の一騎打ちが続いたが、中間点過ぎに仕掛けて独走態勢に入った松田が、ペースメーカーが外れた後もペースを維持し、自己ベストに4秒と迫る2時間21分51秒で優勝した。次いで、佐藤が2位を守り切りフィニッシュ。マラソンデビューとなった松下菜摘(天満屋)が3位の好成績を残した。
この大会の結果 | 1位 | 松田瑞生 | ダイハツ | 2:21:51 |
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2位 | 佐藤早也伽 | 積水化学 | 2:24:32 | |
3位 | 松下菜摘 | 天満屋 | 2:26:26 |